Browse By

「耳をすませば」で聖司が弾いていたバイオリン演奏が超人技だった!


本日、私の青春のバイブル「耳をすませば」
金曜ロードショーにて放送されました!!
この映画、実は舞台となった街があるのは、
耳すまファンなら当然ご存知のはず。
関西在住の私も、耳すまの聖地巡礼をするために
舞台となった東京都多摩区の「聖蹟桜ヶ丘」まで
2回も足を運んだ事があります。
DSC02469.JPG
映画で出てくるシーンや景色が、瓜二つでで、
まるで雫がどこからか出てきそうな、ステキな街でした。
今回は他のWebサイトには載っていないであろう
非常にコアな所まで調査してきました。
さらに、聖司くんの超絶バイオリン演奏が凄いと話題になっています。

『きゃー!図書館の真上!』

駅から続く「いろは坂通り」をうねうね登ると、
耳すまファンならよくご存知の公園があります。
「いろは坂桜公園」です。
劇中には図書館ですが、実際は公園なんですね。
ここは聖蹟桜ヶ丘でも屈指の桜の名所。
2012年の4月に訪れたときは、天気もよく、とても見頃だったのを覚えています。
DSC02490.JPG
この公園から見渡す多摩の風景はなんとも美しく、格別です。

『コンクリートロード、マウント多摩。』

公園を出たところにある何の変哲もないガードレール。
非常にマニアックですが、このガードレールも劇中に出てきます。
雫と夕子が学校の帰りに歩いた風景にそっくりですね。
DSC02485.JPG

『友達の…ままか?これからもか…?』

また少し坂を上がると、今度は超有名シーン「杉村玉砕神社」に着きます。
っと、冗談です。笑
実際は「金比羅神社」という鎌倉時代からある由緒正しき神社です。
ここには耳すまブームの流れで「恋みくじ」なるものが設置されています。
もちろんやりましたとも。
結果は「吉」でした。
DSC02535.jpg
(巡礼中はずっとキックボードで移動をしておりました。)

『行こう、恐れずに!午後の気流が乱れる時、星にも手が届こう!』

金比羅神社の真横にある階段。
DSC02526.JPG
雫が初めて地球屋に行った帰り、この階段の手すりを使って華麗なターンをするのですが、
あまりにも華麗すぎてとてもよく印象に残っています。

『すごい坂…どこまで続くのかしら』

坂道から少し道を外れると、木々が生い茂った竹林があります。
DSC02598.JPG
ここは雫がムーンを追いかけていく途中の、ものすごい坂道のシーンですね。
雫がこの坂道を登る途中に「阪神大逆転」という見出しの新聞と、
コーラの空き缶が捨てられていました。

『丘の上にこんなトコがあるなんて、知らなかった…』

さて、長い坂道を超え、浄水場や郵便局を過ぎると、
いよいよ映画に登場する「地球屋」があるロータリーに到着します。
映画より実際は少し外観が大きく、ロータリーの中心に桜の木があります。
この街の雰囲気に馴染んでいて、とても綺麗な印象が残りました。
DSC02553.JPG

『あなたはさっきの猫くん?』

さていよいよ地球屋…ではなく、
劇中の地球屋の場所にある洋菓子店「ノア」に到着です。
DSC02554.JPG
美味しそうな匂いに誘われて店内に入ると、
「カントリーロード♪」
というお馴染みのBGMが聴こえてきます。
中にはバロンの置物がまず目に入ってきました。
DSC02564.JPG

『おじいさん、また来てもいいですか!?』

冒頭でも話しましたが、「ノア」は耳すまファンの聖地。
その理由は、訪れたファンが残して行くノート。
通称「耳ノート」にあります。
DSC02555.JPG
店内のケーキを買って外で食べながら、ゆっくりと鑑賞しました。
中身は耳すまファンが残して行ったメッセージや想いが、たくさん込められていました。
その他にも、映画公開当時のパンフや雑誌を切り取り、
店主さんが丁寧にファイリングしたバインダー
や、
聖蹟桜ヶ丘の駅前に「耳すまのモニュメント」を設置する許可や願いを綴った
「聖蹟への想い」ファイル。
DSC02562.JPG
映画公開18年経っても、今もたくさんのファンの方に
愛されている歴史を綴ったものがたくさんありました。

『きっと立派なバイオリン職人になってみせるよ。』

いよいよラストシーンです。
ファンの方の中には「桜公園」からのシーンがラストとお思いの方も多いと思いますが、
実際には違います。
しかしながら、桜公園の奥には厳重に施錠されているフェンスがあります。
公開から数年後、舞台を訪れたファンによって治安が悪化したからです。
公開以前、丘からは絶景が望めました。
しかし映画が公開された数年後に、ゴミがたくさん捨てられていたり、
夜中にバカ騒ぎする人たちが増え、とうとう立入禁止になってしまいました。
ですが現在、ラストシーンの絶景を見渡せるスポットがありました。
(残念ながら場所を教える事はできません。)
劇中のラストシーンに出てくる風景は、
「読売ランド」の観覧車から撮影された景色を基に作られたそうですが、
「ラストシーンに最も近い場所」として存在する場所でもあります。
DSC02608.JPG
今まで見たどの街並風景の中でも、ダントツで綺麗でした。
耳すまという映画がその想いを加速させてくれました。

追伸、耳すま豆知識

この映画は、私のバイブルでもあります。
中学の時に初めてこの映画を見終わったあと、
当時住んでいたマンションの屋上で
夜中から朝方に掛けて3時間くらい
ぼ〜っと黄昏れていた事もありました。
あまり映画を見なかった中学の時の私にとって、
突発的かつ衝撃的な映画だったのを今でも鮮明に覚えています。
特に、雫が聖司や西老人達とセッションをするシーン。
今見ても中学当時の淡い思い出がグッと蘇ってきます。
ちなみに聖司がさらっと演奏していたバイオリン演奏。
あれって、達人じゃないと成し得ない演奏ってご存知でした?
その理由は「バイオリンの調弦」にあります。
ようはチューニングの事ですね。
聖司が演奏しているチューニングは
「Ges.Des.A.E」という、かなりの変則チューニング。
しかもあの演奏を楽譜に起こしてみると、四十音の嵐。
しかも下のGesは出ないときた。
これをもし通常の調弦で弾いているのなら、
聖司の腕前は超人並になり、職人を目指している場合ではありません。
「俺ぐらいのヤツはたくさんいるよ」
「ううん、あいつが言ってたの。」
とか。
あっちの世界のバイオリニスト
はどれだけ超人だらけなんだよ!!
とツッコミたくなりますが、
それはまた、別のお話。
さて、今日は久々に良い夢が見れそうです。
コンクリートロード♪
どこまでも〜♪


スポンサードリンク