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【徹子の部屋】小藪千豊「プリン」の作曲家の壮絶な過去とは?【う〜み】


吉本新喜劇の最年少座長である小藪千豊
4日放送の「徹子の部屋」に出演しました。
そこで話された、小藪千豊の亡き母へのエピソード
とても良い話だと話題になっています。
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芸人キラーと呼ばれるほど、徹子の部屋に出演する芸人を
ことごとく潰して行くことで有名な黒柳徹子さん。
そんな黒柳さんが涙したエピソードとは、
小藪さんが2008年にリリースした曲「プリン」の歌詞でした。
その歌詞もさることながら、作曲を担当した
「あるアーティスト」は、波瀾万丈な人生を送っていました。

すべらんなぁ〜

小藪さんと言えば、吉本新喜劇の座長を務める事で有名ですが、
その認知度を全国区にした番組「人志松本のすべらない話」にて
3度の優勝を誇る程の、巧みな話術の持ち主でもありますね。

そんな小藪さんが「徹子の部屋」に出演したのは今月の4日の事。
黒柳から「吉本の中で、面白い話をさせたら、この人が一番と伺っております」
と紹介され、思わず恐縮していたが、期待に応え
「すべらない話」で話したネタ(実姉の「こんな顔いややー!」)を披露していました。
しかし、そのネタよりも黒柳さんの心を掴んだ話がありました。
それは小藪さんの亡き母、英津子さんが亡くなった時の話でした。

「あ、死ぬんやな」

小藪さんが座長に就任する前に、英津子さんは悪性リンパ腫にかかり、
一年以上の闘病生活の末、亡くなられました。
それまで小藪さん自身、母親からの愛情は
一度も感じた事が無く人生を過ごしていたそうですが、
ある日母からの一本の電話によって
その考え方がガラっと変わったと話していました。
「私、入院するわ。一応、言うとくわ」
サバサバした性格の母からの電話。
その内容に違和感を覚えた小藪さんは
「あ、(母親は)死ぬんやな」
と直感したそうです。
その後直ぐに父親に電話。
すると父親は「うん、そうや」と、その事をあっさりと肯定したそうです。

ヘリコプターよかったなぁ

亡くなる直前にモルヒネを投薬されて意識が朦朧とする英津子さんが、
何度も何度も同じ言葉を繰り返していたそうです。
小藪さんはなんとか聞き取ったその言葉とは
「ヘリコプターよかったなぁ」でした。
幼い頃、南港ATCに連れて行ってもらった小藪さん。
そこで「大阪上空 一周5,000円」と書かれた遊覧飛行の看板を見つけたが、
小藪家ではお年玉もクリスマスプレゼントも渡さない家柄だったため、
すぐに諦めたそうです。
しかしそんな小藪少年の期待とは裏腹に英津子さんは
「アホか。一生、生きててもヘリコプターなんか乗られへんかもわからんねん。こんなもん経験や、乗れ!」
とまくし立て、無理矢理ヘリに乗せたようです。
その病床で繰り返される「ヘリコプター」という言葉のから
「子供には普通の事は経験させへん。普通の子供が経験せーへんような事を経験さすもんや」
という英津子さんの想いをようやく理解したそうです。

プリン

英津子さんが死ぬ4時間前に
「プリン食べたいわぁ」
と言い出したのを聞いた小藪さんは、
すぐさまスーパーに駆け寄りました。
しかし生憎スーパーは閉店作業中。
でもなんとかして母親の最後の望みを叶えてあげたかった小藪さんは、
自身が吉本の芸人であることを明かしなんとかプリンを買う事に成功しました。
病室に戻った小藪さんは
「プリン、買うてきたぞ!」
とスプーンと共に差し出すが、
さらに危険な状態に入っていたせいか
「もう、しんどいし食べられへんわ…」
と、結局最後まで口にすることがなかったそうです。
小藪さんはこの時感じた事を赤裸々に語っていました。
「(英津子さんが)プリン好きなこと知ってたのに
今まで一回も買って行かず、死ぬ直前に言われて買ってきたけど、
結局最後まで食べてもらわれへんかったんです。」
それを機に、芸人仲間たちにも
「親は明日死ぬかもしれへんぞ。シュークリームでもなんでもいいから、
一回買うていってたほうが、親のためでもあるし、自分のためでもある」
と話す機会が多くなった事を明かし、
少しでも自分のような思いをする事がないように
親孝行を勧めているようです。
小藪さんはこの時のやりとりを「プリン」という歌にしてリリースし、
同時にCDデビューもしています。

カラメルをよ〜く絡めるのです。

この「プリン」という歌の歌詞は小藪さんが担当しました。
当時ラジオの企画で、ある作曲家からの作詞と歌唱を依頼されたそうです。
その作曲家とは「う〜み」さんという歌手でした。
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う〜みさんは幼い頃に歌手を夢見ていたそうなのですが、
自身の「絶対音感」の影響で周囲にとけ込めない日々を送っていました。
その後バスケットボールの世界に没頭するも
練習中の事故で頚椎損傷、全身に障害を持つ身となったそうです。
しかしそ友人の一言がきっかけで音楽に没頭する毎日を送りっていました。
そしてある日、いつの間にか心身が快復していたそうです。
「音楽の魔法だ!生き返った!!」
と感じたう〜みさんは、
それを機に全国の学校などで講演&ライブ活動を
現在のライフワークとしているそうです。

私も今日までこの方をご存知なかったのですが、
今回この記事を書くに当たり、
本当に涙が溢れてきました。
その理由は、画面越しに彼女の優しい歌声や、
音楽を通して自分の想いを伝えたいという気持ちが
とても伝わってきたからだと思います。

優しさ故の厳しさ。

新喜劇では普段は華奢な身体をネタにしたものが多いですが、
ラジオなどでは毒舌・悪口キャラだったりもします。
それは敢えてラジオ用に振る舞っているモノではなく、
彼本来のキャラクターなのです。
その厳しい口調の裏に、
「僕のまわりの大事な人らは『明日、死ぬかもわからん』
というつもりで接して、トントンかな、と思うようになりました」
と語っており、信頼する人間には
誠意を持って話していることが分かります。
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彼の言葉には、厳しさゆえの優しさが隠されているのでしょうね。


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