あまちゃん2 続編 制作【画像】
NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が8月1日付けで全ての撮影が終了し、
主演の「能年玲奈」さんが笑顔でクランクアップ会見を行っていました。
能年玲奈さんは、
「いま待ち望んでいるのが『あまちゃん2』へのクランクインなので、(訓覇圭プロデューサーに向かって)よろしくお願いいたします」
と3度も繰り返し、名残惜しそうに続編を熱望していたそうです。
と、ここで気になった事が一つありました。
「過去にNHK連続テレビ小説で続編が制作された作品」
を皆さんはいくつご存知でしょうか。
ちょっと気になったので、少し調べてみました。
過去にNHKの朝ドラで続編が制作された作品は、計5作品ありました。
その5作品の簡単なあらすじと続編について、簡単にまとめてみました。
「私の青空」 2000年4月3日〜9月30日
平均視聴率:24.1%
最高視聴率:28.3%
あらすじ:
舞台は青森県下北地方と東京都築地周辺。
この物語の主人公「北山なずな」は、結婚式で婚約者・村井健人を別の女性に連れ去られてしまう。おまけにお腹の中には健人の子供がいた。その後、生まれた息子を「太陽」と名づけ、大切に育てていく。
やがて築地で健人を見たという2人の証言から、健人の後を追い、息子をつれて上京し築地で働くことになった。
この作品の続編が制作された要因となったのはやはり、視聴者の反響でした。
NHKの朝ドラ的には、中の上くらいの視聴率ですが、
やはり「シングルマザー」を題材にしたテーマだったせいもあり、
主人公の「なずな」と同じ環境にいる女性を中心に
絶大な支持があった作品でした。
「私の青空」の続編はこちらです。
平均視聴率:22.2%
最高視聴率:29.3%あらすじ:
沖縄と東京を舞台に、ヒロイン・古波蔵(上村)恵里(国仲涼子)の人間的な成長物語を中心に、上村文也(小橋賢児)との恋の行方、両親や兄弟、祖母など恵里を見守る家族との強い絆、個性的な一風館の住人達や、看護師として働く職場の人々の人間模様を描いた群像劇。
こちらは、「おしん」に続くNHK朝ドラの超人気作。
NHK朝ドラの中でDVD-BOX完全版が出ている作品は、
2013年現在、「おしん」と「ちゅらさん」のみです。
それだけ視聴者や業界の人間に人気があった作品だったので、
この作品は朝ドラ史上過去最多の「パート4」まで制作されているんですね〜。
平均視聴率:19.4%
最高視聴率:24.8%
あらすじ:
2005年春、横浜で生まれ育ち、実家のケーキ屋「ル・ヴィザージュ (Le Visage) 」で見習いパティシエとして働く23歳の浅倉夏美は、同じ横浜のホテルで働く加賀美柾樹と婚約していた。
が、柾樹は実家である岩手県盛岡市の老舗旅館「加賀美屋」を取りしきる大女将の祖母が体調を崩したことから実家を継ぐことにした。そのため夏美も実家を出て「加賀美屋」で仲居として働き、女将修行をする決心をした。
夏美は加賀美屋の伝統と格式の中で孤軍奮闘しながら成長していく。また、盛岡では夏美が幼少時代に親しんでいた民話との運命的再会を果たす。
この作品は1964年の統計以来、朝ドラの初回視聴率が14.9%という
過去最低ラインをマークした作品でもあります。
ですが、第2回目からはグングンと視聴率を伸ばし、
前作の「芋たこなんきん」を上回る結果となりました。
私が当時見ていた感想として、主演の「比嘉愛未」さんが
超可愛かったことくらいしか記憶に残っていませんが(おい)、
2011年にはスペシャル版として続編が制作されました。
平均視聴率:18.2%
最高視聴率:23.6%
あらすじ:
広島県尾道市(向島)に生まれたヒロイン・村上あかりは、ある日自宅の鉄工所を訪れた祖母・田中初音(はつね)により、自分が村上家に養子縁組されたことを知る。 高校を卒業後、大阪の会社に就職するものの、会社の破産手続きにより失職。しかし、困難を乗り越えて、お好み焼きの店を開店するという庶民派ホームドラマ。
NHKの朝ドラのヒロインに抜擢された女優はその後、
M-1グランプリを獲得したお笑い芸人のような待遇を受けますが、
やはりそのキャラクターにより飽きられる女優がいるのも現実です。
ですが、「てっぱん」のヒロインである瀧本美織さんは
そんな兆候を一切見せつけませんね。
現在公開中のジブリアニメ作品「風立ちぬ」のヒロイン役の声優など、
今最も注目されている女優の一人となっています。
そんな瀧本美織さんが続編として再び出演した「てっぱん」の総集編がコチラ。
平均視聴率:20.7%
最高視聴率:24.9%あらすじ:昭和20年、終戦後の蒲田で家族6人で暮らしている主人公・梅子は、優秀な姉と兄とは違っていつも失敗ばかり。
ある日、医者としての父親の勇姿を目の当たりにし、自身も医者を目指す。
努力を重ね、医学専門学校へ進学しインターンを経て医師免許取得後、大学病院に就職し臨床の傍ら論文作成に励むが、医師不足に悩む地元の人々の現状を知り、更にはアルバイト先の開業医の言動に影響を受け、大学病院を退職し蒲田の町医者になる。そこでは終末医療、家庭内不和、医療費の回収問題、家事育児と仕事との両立、総合病院との競合・淘汰といった様々な難題と直面する。
2011年に起きた「東日本大震災」で液状化が最も進行したとされる
茨城県高萩市にてクランクインした同作品。
また、前回の「おひさま(主演:井上真央)」から久々の
オーディションではないヒロインの起用だったため、
初回視聴率も20.5%と高記録をマークしました。
続編スペシャルドラマとして
『梅ちゃん先生〜結婚できない男と女スペシャル〜』が放送されました。
戦後の東京を舞台とした、NHKの朝ドラででは鉄板なシチュエーションではありますが、
ヒロインの堀北真希の見せる多彩な演技力や表情・キャラクターの雰囲気や、
それに共鳴する様に周囲の皆が梅ちゃん先生の事を信頼している様子が
テレビ画面を通してはっきりと伝わって、とてもよい作品だと私は思いました。
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…と。
古い作品から新しい作品にかけて紹介しましたが、
やはり続編が制作されるキッカケは、
「視聴者の反響」
なんじゃないかと思いました。
今回の「あまちゃん」では主演の能年玲奈さんが熱烈に続編を望んでいることもあり、
現段階では正式な続編の制作発表はまだありませんが
その結果は今回もおそらく「視聴者の反響や視聴率」に影響するものではないかと思います。
まぁ、能年玲奈さんはまだまだお若いので、
朝ドラ以外でも女優として充分やっていけそうな気がしますが、
彼女にとって初主演作品とあってか、やはり思い入れも深いようですね。
しかし、能年玲奈さんはまだ諦めてはいませんでした!
チーフプロデューサーの訓覇 圭 氏は
「きょう収録を終えたばかり。先のことは考えていない」
と苦笑しつつも、満更ではない顔をしていたようです。
放送は9月28日まで続きますが、もし「あまちゃん2」が制作されるとしたら、
2013年後半の「ごちそうさん」(主演:杏)の放送終了後という事になるのでしょうか。
「GMT47」など人気のアイドルユニットも誕生した、
老若男女に受け入れられた朝ドラとして確立した「あまちゃん」。
これは続編にもかなり期待ができそうですね。