【おくやみ】やなせたかし先生死去。死因は?追悼番組、偲ぶ会の予定は?今後のTV放送は?
去る2013年10月13日、日本が誇るアニメ界の巨匠「やなせたかし」(本名:柳瀬嵩)さんが、
心不全のためお亡くなりになられました。94歳でした。
ご存知の通り、日本だけでなく世界中の子ども達に愛されていた「アンパンマン」の作者ですよね。
彼は非常に現場熱心な方としても有名で、亡くなる寸前までアンパンマンのアニメや映画製作の中心となっていたようです。
そうなると気になるのは
・今後のアンパンマンのテレビ放送
・やなせたかしさん追悼番組の予定
などではないでしょうか。
私自身も、アンパンマンを見てここまで育ってきたので、
今後のアンパンマンの放送や、やなせたかしさん追悼番組の放送予定が気になったので、調べてみました。
複数に転移していた「がん」
やなせたかしさんは、毎年アンパンマンの映画完成披露会の際
「私は、もうすぐ死ぬんだ」
と冗談を言われていましたが、まさか本当にこの日がくるとなると、言葉も出てこない気持ちです。
死因は心不全と言われていますが、一昨年くらいから「膀胱癌」が発症し、それが肝臓にも転移した後、
最後には心不全で亡くなったとのことでした。
葬儀は密葬、後日「偲ぶ会」を行う予定
15日には既に密葬を終えたようですが、その葬儀には業界関係者60人が出席し、別れを偲んだようです。
そのなかには「明日のジョー」の作者:ちばてつやさんなども参列されており、
「棺の中には、やなせさんが我が子のように愛したアンパンマンのキャラクターが一緒に収められていた」
と語っていたようです。
偲ぶ会について
こちらはまだ正式な日時などは発表にはなっていませんが、
やなせさんの意志を尊重し、充分に考慮してから決めるとの事です。
追悼番組について
あまりにも急な事態だったため、今後制作するとすれば「日本テレビ」が追悼番組を制作する事が予想されますが、
これについて日本テレビ側の正式なコメントは発表されていません。
制作完成発表まで、待つのがよさそうですね。
今後のアンパンマンのテレビ放送はどうなるの?
日本テレビの中谷敏夫プロデューサーは今後のアニメ制作について、
「やなせ先生には、“脳”と“心臓”の両方をつかさどっていただいていた。先生からいただいたアイデアを100人近くスタッフが先生の号令で作っていて、先生のご意見を中心に番組が成り立っていくところがあった」
「日本テレビとしては続けたい意志があるが、脳と心臓を失った今、どうするのか? 先生にいただいた“イズム”を胸に前に向かって進んでいきたいが、現在のところ、白紙です。特番も予定はない。詳細は協議したい」
(毎日新聞デジタルより引用)
とコメントしていました。
現在のところは白紙のようです。
これについて私は、やっぱりこれだけ長く愛されてきたアニメなので、簡単に放送を打ち切る事はまずないと思いました。
ドラえもんの作者「藤子・F・不二雄」先生が亡くなった時も、ドラえもんのアニメ・映画制作が一時滞ったようですが、長年一緒に勤めてきたスタッフの頑張りにより、今まで放送を続けられてこられたようです。
なので、やなせさんがいなくなったとしても、
アンパンマンはきっといなくならないと思います。
だってほら、アンパンマンもtwitterでもこうつぶやいているんですもの。
やなせたかし先生はいなくなっちゃったけど 僕はいなくならないよ
— おにちち(横神) (@onititi2) October 15, 2013
やなせたかし名言
私が一番好きな「やなせたかしさんの名言」は
「ひもじい思いをしている人に、パンの一切れを差し出す行為を『正義』と呼ぶのです。なにも相手の国にミサイルを撃ち込んだり、国家を転覆させようと大きなことを企てる必要はありません。アメリカにはアメリカの“正義”があり、フセインにはフセインの“正義”がある。アラブにも、イスラエルにもお互いの“正義”がある。つまりこれらの“正義”は立場によって変わる。でも困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は、立場が変わっても国が違っても『正しいこと』には変わりません。絶対的な正義なのです」
これまさに、アンパンマンがかばお君に自分の顔を差し出しているあのシーンの事ですよね。
子どもにいつも大事な事を教えてくれたやなせたかしさん。
心からご冥福をお祈りいたします。