元日本代表FWの北嶋秀朗選手(35)が、今季いっぱいでの引退を発表しました。

高校時代には中村俊輔を擁する桐光学園高等学校を決勝で下し、計6得点をあげ得点王・優秀選手となり、

1997年に柏レイソルに入団。2011年には柏のＪ１優勝に貢献するなど、多数の名誉を残したエースプレイヤーでもありました。

ですが今季に入ってはあまり目立つ事のない試合を続け〜

からの本日いきなりの引退表明。

彼が引退に至った本当の理由は何だったのでしょうか？

また、引退試合・会見、セレモニーなどの今後の予定は…？

キタジ最大の武器、ポストプレーとは？

彼の最大の武器にしていたプレイは

「左手で相手を押さえながら右足アウトサイドでキープするポストプレイ」

でした。

イラストで表すと、ちょうどこのような感じ。

赤がパスで、水色がクリアボールです。

このプレイは、前線の北嶋選手が胸トラップでボールを受け、後方にいる仲間へと繋げる高等テクニック。

高校時代にナイジェリア代表のＦＷ、ヌワンコ・カヌーのプレーを何度もビデオで確認しながら、

自らの武器として習得したことで、北嶋選手のプレーの幅は広がりました。

しかしこのポストプレーですが、ディフェンダーのマークをとてつもなく喰らうため、彼はひたすら「肩」を中心にトレーニングをしたようです。

あまりにも負担の大きいポストプレーは、試合後には左腕がつるという症状が出てきており、02年の名古屋グランパスエイト戦ではとうとう左肩を脱臼することになります。

成功すれば形勢逆転が可能なプレーとは言え、彼の身体には負担が蓄積されていたのでしょうね…

引退理由は？

北嶋秀朗選手も今年で35歳。

多くのサッカー選手が30代でその身を引きますよね。

理由はやはり、身体への負担が徐々に蓄積されやすくなること、

そして次なる世代へ期待の眼差しを向けること、でしょう。

北嶋選手は、自身のtwitterでこう語っていました。

Twitterの方でも。 今シーズンを持って現役を引退することを決意しました。ありがたいことに、明日会見させてもらえることになっています。まだ試合が残っているので、ありがとうは言いません！最後まで魂込めてがんばります！

— 北嶋 秀朗 (@Kitaji9) October 17, 2013

素晴らしい発言ですよね…

今まで最前線で日本のサッカーを見てきた北嶋選手だから、言葉にとても厚みがあります。

引退会見は10/18

そしてtwitterでの報告通り、10/18日に引退会見を開かれるようです。

セレモニーの予定について

こちらも明日の会見で何かしらの動きがあると思われます。

公式試合も、あと6試合残っているようですので、

開催するとなると自身最後の引退試合で行われるのでしょう。

日本サッカー元エースが放つ引退会見に、

日本中のサッカーファンが彼の引退を惜しむと同時に、

今後の彼の動向も気になるところですよね。